山古志冬色

2004年10月23日夕刻襲った中越地震はその震源に近い山古志エリア(山古志村および小千谷市、川口町の東部山岳地域)に壊滅的な恐ろしい被害をもたらしました。私も以前から長岡での会議の帰路などを利用して随分このエリアを撮りためており、復興の一助になればと暫時皆様にご紹介させていただきたいと思います。

除雪車が光を点滅させながら早朝の濃紺に唯一の色彩をもたらす。芋川に沿って深い朝霧が沸く。木沢旧トンネル北側より木篭、東竹沢方面の東側を。

冬の明け方は美しい。この日はたまたま新雪に恵まれた。山古志地方の地層は太古の昔は海底であり砂岩質でもろい。
木沢旧トンネル北側出口より塩谷方向。

厳冬期は川口町木沢から小千谷市塩谷の間は交通止めとなる。木沢集落から古いトンネルをくぐると行き止まりになり、そこからは山古志村の木篭地区や東竹沢、小松倉、梶金地区そしてSOSの文字で有名となった小千谷市の十二平方面が見下ろせる。

この棚池は過去四季を通じて随分撮影させていただいている。

2枚目の写真と同じ棚池の初冬。

有名な撮影スポットの焼峠より200m程山古志寄りにある棚池。四季折々美しい。冬は通行不能で初冬(11月〜12月初め)のみ撮影が可能。

朝日が出る瞬間の雪の表面はとても好きだ。朝霧も一瞬ピンクに染まる。

初冬の棚池のラインもまた素晴らしいコントラストを出してくれる。中央の崖の上の棚池は驚異的だ。落ちたら大変な高さだ。まさに抜け落ちると言う表現をご理解いただけることと思います。

種芋原(たなすはら)地区の夜明け、後ろの山並みが風口峠。いつも秋にはこの峠からこの朝霧の種芋原を撮影させていただいていたが・・・。峠の向こうは長岡市の蓬平温泉や濁沢である。

川口町木沢集落から蘭木まで尾根沿いに農道が走っている。ここから西側が見下ろせた。この下が武道窪集落だ。

川口町牛ヶ首付近、震源に近かったから・・・。

震災で大きな被害を受けた羽黒トンネル西側に近い桂谷。ある日いつものこの棚池を撮影していると、前の爺さんが出てきて、そんなにいい風景かね?と質問してきた。ファインダーを覗かせると納得顔だったが・・・家は大丈夫だっただろうか。

東竹沢の旧小学校前。この棚池の手前に芋川が流れていた。現在はどうやら湖底のようだ。

田植え、稲刈りとこの棚田はいつも素晴らしい情景を与え続けてくれた。

さて最後に下のこの写真ですが、今回の震源地を見下ろしている写真です。最初の震源は左端の川口町付近、そして最大の余震が右端です。棚池のすぐ下は被害の大きかった武道窪(ぶどうくぼ)の集落。後ろは塩谷、小学生3名が圧死した。

震災復興基金がなかなか難航しております。
どうか皆様からも力強いご支援をお願いします。




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